広がる作業療法の試み!
新薬、長期効果は不明!
ベータアミロイドを作るのを抑えたり、ためないようにする薬の治験も始まった!
さまざまな療法が盛んになったのは、痴ほうに対して根本的に効く薬がなかったからでもある。失われた脳細胞は元に戻らない。
エーザイが開発し、99年に発売されたアリセプト(成分名・塩酸ドネペジル)は、一時的とはいえ、アルツハイマー病の進行を遅らせる初めて同薬だ。アルツハイマー病の脳では神経の情報を伝えるアセチルコリンが減るが、アリセプトはその現象を食い止める。
「軽症から中程度の患者なら、半年ほど認知力を安定させたり、ほかの薬を減らしたりできる。施設への入所の時期を遅らせる、介護者の負担を減らすなどのメリットもある」と武田雅俊・大阪大教授は話す。
「ベルトが一人で締められるようになった」「遺言の遺産相続を書き直した」と報告する家族もある。しかし、脳の委縮を抑えることはできないので、やがて病気は進行する。
薬をいつまで使えばいいのか、やめるとどうなるのか、長期的な効果はまだはっきりしない。先行して使っている海外では、想定されていなかった作用があって、長期間進行を遅らせることができるという見方と、使ううちに効きにくくなるという、まったく正反対の見解があり、研究中だ。
根本的な治療につながりそうな薬の開発も進んでいる。アルツハイマー病の脳ではベータアミロイドと呼ばれるタンパク質がたまって神経細胞を壊すと考えられており、そのベータアミロイドを作るのを抑えたり、ためないようにする新しい薬の治験も海外で始まった。「日本でも、10年以内にこうした薬で根本的に治せるようになるのではないか」と国立療養所中部病院の田平武・長寿医療研究センター長は期待する。
私の感想
「ベータアミロイドを作るのを抑えたり、ためないようにする新しい薬の治験も海外で始まった」ということで、大変心強いニュースですね。
この治験結果に関しては、情報が入り次第またお伝えいたします。