増えるアメリカ医師会(AMA)に所属しない医師

 加入率は約30%に過ぎない!


 以前はアメリ力でも医師になれぱほとんど当然のように医師会に加入した時代があり、最盛時の60年代初期には、医療に従事している医師の約70%がAMAのメンパーだった。当然、AMAの政治力も大変なもので、医療関係の法律の決定や改正にあたっては大きな発言力を持っていた。

 しかし現在では、AMAには医師全体の約30%が所属するにすぎない。その最大の理由は、医師であること自体に不満を抱く医師が増えているためと考えられる。医師が自分の職業に不満を持つ理由としては、@現在主流となっている保険医療方式マネージド・ケアのもと、収入が大幅に減った、Aコストの急上昇が続いている、B患者が多すぎ、時間の余裕がなさすぎる、C医療的なことがらの決定権が医師ではなく、官僚やマネージド・ケアなどの組織に移ってしまった、などがあると見られる。現在では多くの医師が、減った収入を補うため、健康食品やビタミンを売ったりしており、なかにはタッパーウェアを売っている医師もあるという。AMAの倫理委員会は昨年の夏、医師が物品を売ることを禁止する新しい会則を提案したが、以前からフェーシャル・クリームなどを売っている整形外科医や皮膚科医の猛反発にあい、AMAは問題を先送りした。

 最近はAMAに対してだけでなく、医師そのものに失望し、公務員やビジネスマンに転向をはかる医師も増えている。またなかには、医師は辞めないが、たとえ収入は減っても、マネージド・ケアに縛られる毎日よりもいいと、マネージド・ケアから脱退する医師も出てきている。

(タイム 99.2.8ほか) 

(参考文献:平成11年5月号 JAMIC JOURNAL)

 

私の感想

 最近はAMAに対してだけでなく、医師そのものに失望し、公務員やビジネスマンに転向をはかる医師も増えている」の部分ですが、日本の将来を見るような気がします。

 以前よりイタリアの医師が、タクシー運転手を兼業する率が高いことは有名でしたが、アメリカの医師までが・・・。

 定額制が進み、医師会の利権が無くなれば加入率は低下するという事実は興味深いですね。

 

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