調査はロッテルダムの工ラスムス大が、周辺に住む55歳以上の男女計六千八百七十人を対象に実施。従来は、老人ボケやアルツハイマー病の患者の喫煙歴を調べたのに対し、この調査は、ポケの全くない人が対象で喫煙者、喫煙歴がある人、喫煙歴がない人に分け、追跡して調べた。
二年後、百四十六人がポケを生じ、うち百五人はアルツハイマー病と診断された。喫煙の影響は、年齢、性、飲酒など他の要因を総合的に勘案して判断。その結果、喫煙者は喫煙歴がない人に比ベ、ポケについては二・二倍、アルツハイマ−病では同じく二・三倍なりやすいことが分かったという。
ただし、アルツハイマー病になりやすいことが分かっている遺伝子タイプ(APOE4)の人で喫煙者の場合、ポケになる危険性は、喫煙歴がない人と変わらず、“防御効果”がみられたという。
(AP=共同)