アルツハイマー病

 新しい病因発見!


アルツハイマー病の病因で重要な発見

 アルツハイマー病の神経細胞死には、神経毒性を有するβアミロイドペプチドが重要な要因であるらしいということが、これまでの研究で明らかにされてきた(JW Aug 15 1991,p.32、Nature1991;352:239)。遺伝的に、アポリポタンパクEの特定の型(apoEε4)を有する人は、アルツハイマー病になるリスクがとくに高く、apoEε4はβアミロイドと相互作用を生じてその神経毒性を増強している(JW Top Stories,Dec15 1993,p.93)。 

 こうした図式に、新たな要素が加わった。アルツハイマー病患者の脳内、とくにβアミロイドの沈着部位の周囲で、小胞体関連結合タンパク(endoplasmic‐reticulum associated binding protein;ERAB)とよばれるタンパクが高濃度に存在することを、国際的研究グループが発見した。ERABはβアミロイドと複合体を形成し、細胞外液中のβアミロイドを集積し、神経細胞膜の破壊の過程に関与している。さらに、apoEε4と同様にERABはコレステロール合成にも関与している。さらに注目すべきことには、論文の著者らは、ERABの作用を阻害すると,βアミロイドの神経毒性が抑制され、ERABが高濃度になると神経毒性が増強されることを示した。

(Nature 1997 Oct 16;389:689〜695) 

(参考文献:平成10年4月号 メディカル朝日 P99)

 

私の感想

 少しずつ少しづつアルツハイマー病の病因が解明されてきており、2013年(=アルツハイマー病根治薬登場予想年数)への夢が拡がってきておりますね。

 

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