1)徘徊
原因
見当識障害のため自分の家が分からなくなり、不安が増強。
勤めや買い物に出掛けるつもりで外出したがる。
なつかしい場所や人に会いたい無持ちが募る。
家の居心地が悪い
対応
安心させ、落ち着かせる。
日中の散歩など適度の運動をさせる。
無理して連れ戻したり止めようとせず、近所をぐるっと一周して帰ってくる。
老人の氏名、住所、電話番号などを身に着けさせる。
2)失禁
原因
身体疾患(膀胱炎、前立腺疾患)によるもの。
脳の障害、意識障害のため排尿機能が低下する。
動作が遅くて間に合わない。
トイレの場所が分らない。
視覚失認のため、他の物を便器と間違える。
排泄に関して無関心。
対応
失禁の原疾患の治療。
トイレを近くにする。
簡単に脱げる服にする。
時間になったらトイレに連れていく。
トイレに目印を付ける。
便器と間違える物にふたをしたり、しまう。
成人用プリーフ、おむつの使用。
3)摂食異常(過食、異食)
原因
過食:食べたことを忘れる、脳の障害による食欲亢進などによる。
異食:視覚失認のため食べ物に見えたり、oral tendencyによる。
対応
家族と一緒にに食べ、食事終了時に「ごちそうさま、今日の夕食はこれで終わります」などと老人に納得させる。
定期的におやつを与える。
食べ物以外の物は遠ざける。
4)衝動行為、暴カ行為
易刺激性の目だつ人格変化、嫉妬妄想や被害妄想、せん妄などのほか、家族側の侮辱、無視、過干渉、説教、暴力などといった対応が感情の対立を生み、暴力を誘発することがある。この場合家族へのアドバイスが必要となる。
5)不潔行為
人格水準の低下目立つ、ある程度痴呆が進んだ状態で見られる。尿便失禁、放尿、弄便、異食などがみられる。背部にチャックのあるつなぎの服など衣服を工夫する。