問題の焦点は、3分間診療という時間の長さなのではなく、3分間診療の中身!
病院での外来診療は、おおむね3分間で十分だと思います。検査が必要なら、レントゲンは放射線技師が行いますし、超音波検査は検査技師、採血は看護婦さんが実施します。
もちろん初診の患者さんに関しては、ていねいな問診が必要ですので、3分間では不十分です。一方、再診患者さんは、前回の受診時以降に起きた体調の変化を聞いて(問診)、視診・聴診・触診・打診と血圧測定などを実施するのが一般的ですが、これとて毎回必要ない患者さんも多数います。
たとえば、高脂血症で投薬加療中の患者さんなど、診察は3カ月に1度でも問題ない方が多いのです。血圧測定も、最近は家庭血圧を重視しますから、きちんと家で測定した記録を持参していただければ、あえて病院で再測定する必要はありません。
私の外来診療でも、診察は2分程度で終了し、後は薬の処方せんを記載しています。次の患者さんがいなければ、それ以外は世間話の時間です。
問題は3分診療という時間の長さではなく、診療の中身なのだと思います。慢性期疾患なら、病状説明用のパンフレットを多種類用意するなどうまく工夫すれば、3分間もあれば必要な診察・病状説明をすることが可能だと思います。
(津市、病院勤務医、43歳)
私の感想
この記事は、私の投稿文章です。意見は責任を持って述べたいので匿名でなくても良いですよとTELでご返事したのですが、朝日新聞社の意向で匿名扱いとなりました。
1つの意見として、議論の発端になればいいと思います。