Just kidding...so take it easy

比較的くだらないお話


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12月31日 『実戦PSO』
ここしばらく、ファンタシースターオンラインをやっていたせいか、こんな夢を見た。


今にも崩れそうな、廃屋としか見えないビル。
その前の駐車場のようなところに、ゲティはいた。(※1)
このビルの一室が友人宅で、ゲティはそこを訪れるべく来たのだ。
周囲にいくつか、たこ焼き屋だとか、小さな喫茶店だとかの小さなプレハブがその駐車場敷地内にあるが、明らかにもう使われていない。塗装もボロボロで、中にも壊れた椅子だの、全面ガラスの割れたパチンコ台だのが寂しく置き捨てられているだけだ。しかもそのパチンコ台が、何故か誰もいないのに動いているのが、その不気味さを増している。
「すみませ〜ん。」
ゲティがそのパチンコ台を見ていると、二人の女性が現れる。10代半ばだろうか。
「武器下さ〜い☆」(※2)
突然そう云ってゲティに近付く二人。ゲティも何の違和感も感じず、手持ちの鞄を開けて、自分の持っている武器を調べる。鞄内部に納められているそれらはすべてミニチュアのように小さく、それゆえに手提げかばんの中に容易に収納出来ている。ゲティは、先端にいくつもスパイクが出たメイスとおぼしきものを取り出し、そして小さな片メガネを取り出して、その女の子を調べる。(※3)
「キミだったら、これくらいのがいいんじゃないかな。」
ゲティはそのメイスを手に、意味不明の呪文を唱える。と、それはみるみる大きくなり、片手で扱えるほどの大きさになった。(※4)
「ちょっと、リーチが短いのが欠点やけど…。」
「えーでも、やっぱり、これぐらいのやつの方が…」
彼女は云って、そばの柱の影から、先端がコの字型になったポールウェポンを取り出した。長さ2メートルほど、先端は自分の方に向かって曲がっていて、当然そこにもスパイクが突き出ている。
「これならこうやって、敵の脚をすくえるしぃ☆」
突然ゲティの脚をすくおうとする彼女、慌てて飛びのくゲティ。
「あぶないな!!」
云ってもわからなさそうだったので、実戦でわからせることにする。ゲティは手持ちの、同じような形のポールウェポンを取り出して大きくする。こちらは、同様に手前に向かってコの字に曲がっているが、90度回転させると、さすまたのような形になり、これで敵を押さえつけることも可能というシロモノである。当然スパイク全開である。
それを手にダンジョンへ入る。(※5)
「――これは、こうやって使うんだ。」(※6)
ゲティは、中にいた雑魚モンスター相手にそれを振るう。蹴散らかされるモンスター。
だが、この辺りからわけわか度が増してくる。何故かこの時点で、ゲティを含む3人の他に、女性が一人、男性が二人の計6人パーティになっていた。そして各々が勝手なことをする。
「おい、そっちへ行くんじゃない。パーティを離れるな!!」
「そこ!!ケータイでツレと喋ってるんじゃない!!外へ出てからにしろ!!」
もはやパーティとは呼べない、ただの烏合の衆である。しかしその時、ゲティが異変に気付く。
「…おい、ちょっと待て。様子がおかしいぞ。」
なんだか、敵の攻撃が激しい気がするのだ。しかも、いつもなら二発で倒れる敵が、三発食らわさないと倒れてくれない。
そして、ゲティが十体ほどの、なんだかよくわからない小さなキノコのモンスターをなぎ払ったとき、それは確信に変わる。それで死んでいるはずのそのモンスターが、見るも恐ろしい形相で襲いかかってくるのだ。
「まずいっ!!出るぞっ!!」
どうにかそのキノコーズは倒したものの、時既に遅し。それを境に一斉に変貌したモンスターたちが襲いかかってくる。そんな攻撃してくるはずないのに、レーザーをばんばん撃ってくるヤツもいる。
「はやく出ろっ!!これ以上刺激すると外へ出られなくなるっ!!」
最初に出会った女性二人を促すゲティ。しかし彼女らは事の状況を読み込めていないのか、なかなか動こうとしない。ゲティはその間に、他のメンバ(女性一人と男性二人)と協力しながら、凶暴化したモンスターをどうにか倒していく。ある敵がレーザを乱射しているのを、背後のダンボール箱によじ登り、後ろから倒す。
概ねその場にいるモンスターを倒しきったその時だった。中年の男性が入り口の方から現れたのは。
「おい、外が大変だ!!名古屋部隊とモンスター部隊とで、鈴鹿地区の取り合いになってるぞ!!」(※7)
「なんだってっ!?そんなバカなっ!!」
名古屋部隊といえば屈指の強力部隊なのだ。(※8)それが鈴鹿地区の取り合いになっている――つまり、名古屋からここまで押されているということだ。(※9)状況がただならぬことを悟ったゲティ。このダンジョンのモンスター凶暴化も、それと無関係というわけではなさそうだ。
「おいっ、早く出ろっ!!俺は名古屋部隊の援護に回りたいんだっ!!」
ようやく動き出す最初の女性二人。しかもご丁寧に、ゲティの所でふかぶかと頭を下げる。
「どうも、ごめいわくをおかけしましたぁ。」
「いいから、いけっ!!」
入り口に近い通路で、後ろからの追っ手に注意しつつ彼らを誘導するゲティ。と、見慣れぬ金髪の女性二人がそこを走って通る。
「おいっ、待てっ!!誰だそいつらっ!!」(※10)
「神のカードだっ!!」(※11)
ちっ、こんなときに、と舌打ちしながらも、投げかけられた言葉に瞬時に納得し、そしてしんがりを務めながら光り輝く入り口を通り抜けたとき――


目が覚めた。
現世では、一時間半が経過していた。


ツッコミ
 くだらない夢みてないで、次の絵の下絵でも考えろ。

ゲティ本日の心の叫び
 俺の20世紀最後の夢がこれか〜〜〜〜!!


※1 本当はこの前にもシナリオがあったのだが面白くないので省略。
※2 この時点で、ナゼかゲティは『友人宅を訪れた』のではなく、『武器商人で手練のファイター』だということに状況が変わった。しかし夢の世界なので、気にも留めなかった。
※3 最初に鞄の中の武器を見たとき、それぞれに値が見えた。6〜14ぐらいだったと思う。これが必要スキルだと思われる。ゲティはそのメガネで女の子を見ることで、彼女が必要習熟度に達しているかどうかを調べたのだ。何にも見えなかったけど。
※4 実は取り出したとき、あまりに小さいやん(手のひらサイズ(><))とふと思って、あてずっぽうでわけわかな言葉を発してみたら、うまくいったのだ。まあ、夢の中ではよくあることだ。
※5 ここから記憶がダンジョン内部へ飛ぶ。どうやってそこへ行ったのか憶えてないのだが、推測するに、そのビルの一階へ入っていったのだろう。(この時点で友人を訪れたことはきれいさっぱり忘れていた)
※6 スキルが足りないことを解らせるために入ったはずなのに、何故か武器の使い方講座になっている…。
※7 ナゼ名古屋部隊なのか謎だ…。
※8 名古屋部隊と聞いた瞬間、そういう設定が頭に浮かんだ。
※9 ようするに、夢の中なので、発生した現象をその場で瞬時につじつま会わせしてしまうわけだが、この瞬間、『実は何かの原因でモンスターがすでに凶暴化していて、結束したそれらがそこまでの間に関東方面から攻めてきていた』ということにゲティの頭の中ではなった。
※10 この状況で知らん人間が出てきたら、モンスターが化けていると思うのは自然だろう。しかしそれならば、何故最初のパーティの時に、増えた女性一人と男性二人を即座に仲間だと認めたのか。それは謎である。
※11 もっともわけのわからんモノの一つ。どうやら、仲間の一人が内部でアイテム(=神のカードと呼ばれるもの)を発見し、それをそこで使ったらしい。それが具現化したのがこの女性二人だったようだ。深層心理に、遊戯王の設定があったものと思われる。

12月21日 『フジヤマ、ゲイーシャ、キモーノ』
正月だ。

当然、着物が期待されているだろう。

だが、着物なんて描いたことないぞ。
てゆーか、CG屋としてはペーペーに入るワケだから、あらゆるモノは描いたことないぞっ。

とりあえず、始めてみる。
友人Bに借りた着付けの本。着物それ自体の写真が多いわけではないが、とにかく進めなきゃ話にならないので、参考にしながら(と書いてしくはっくしながらと読む)主線を描いていく。

描き終わる。

…うーん……(言葉に出来ない笑い)
ま、まあいいや。とにかく色を塗ろう。で、影をつける。

……うーん……。

――だいたい、着物って足元、開かないんだよね。だから、そもそもあのデミーの立ち姿に合わせること自体、無理があるわけだ。てゆーか、デミーに着せること自体に間違いがある気が…(ぼそ)

と、とにかく進めよう。最悪ぼわんでも仕方ない。

問題は、ここに乗せる模様だ。それさえバシッと決まれば、それらしく見えるはず。しかし…

(着付け教科書チェック中)

こ、コレヲジブンデカクデスカ?(T▽T)

うぅ…ち、ちょっと辛い気が…。
基本的に、あらゆるものを自分の手でやることに喜びを感じるわしだから、ホントーは、じっくり時間をかけて模様のデザインを練って、一つずつ丁寧にやっていきたい。…しかし、残念ながらそんな時間はにゃい。あと10日だぞぅ?たった10日で3枚×2着+イベントルーチン+デバグと調整をやれとおっしゃいますか神よ。(T▽T)

どうしよう…。
だけど、せっかくベースを作るのだし、模様違いの2着はどうしても用意したい…。

――素材集に、頼るか。
あまり、好きではないが…この際、仕方ない…。

(PC屋さん巡回中)

帰還ッ!!
敗北ッ!!(T▽T)

――置いてあらへんやん……。
どーして、わしが欲しい35だけピンポイント的になくて、その前後は全部揃ってるのだ?(いやがらせかっ!?。。><。。)

しょーがないので、とにかくそれを注文する。…それはいいが、待ってる間どうするんだ。
いつ来るかも判らないし…。

――よし、わかった。一着手描きにしよう。一着なら、命を削れば何とかなろう。
で、それを描いてる間に素材集が届くだろう。届いたらそれでもう一着。
そうすれば、差別化が図れるし、手描きが好きな人も、無機質な絵が好きな人も納得×納得×納豆食う ではないだろうか。

よし、イバラの道だが、あえて挑もう。

(一日経過――)
(二日経過――)
(三日経過――)

な、なんとかできたぞこんなもんで……。(よれよれ)

と、とりあえずみねらるレベル、いやみられるレベルだろう。
ちょっと、テーマにバラつきがあるのが難点だが…それは、来年(もしくは夏)の課題とさせてくれぃ。

それにしても――
――なんか、相撲取りの化粧回しみたいになってますが…。(T▽T)
やっぱ、脚が開いてるのがなー。
あと、アニメスタイルで、脚がかなり長いからなー。着物ってむしろ、脚短い方が似合うんだよなー。
まあ、そのへんは妥協してください。着物に特化した絵を描いてるのじゃないから…。純粋に一枚のCGとして描いてるのであればともかく、ペル用の重ね絵だから、どこかでかならず無理が出るのはしょーがにゃい。

とにかく、これでいってみよう。
またきっと色々問題は出てくるが――ま、がんばりましょ。


忘れてないかい?
 素材集がまだ来ない。

11月26日 『米西海岸奮戦記・食事奮闘編』
アメリカへ来てとにかく困るのは、仕事でも言葉でもなく、まずメシである。

ゲティの場合、もともとパン食中心なことと、悪食であることから、それほど困りはしないのだが、中には食事の悪さにゲンナリしてしまう人もいるようだ。

そんな『朝はご飯とみそ汁に限る』な人が、気を利かせてサトウのゴハンとあさげをくれた。

しかし、フツーにサンドイッチとサラダで全然OKなのと、みそ汁を飲む習慣がないことから、それを食べるのをすっかり忘れてた。早いところ食べないとまずい。

というわけで、晩ご飯をご飯・みそ汁・唐揚げ(購入品)・生野菜とする。

しかしみそ汁を開けて見てみると10食も!!どーやって全部食えというんだ!!
うむぅ…好意でもらったものだからなぁ…しょうがない、残る分はトランクに入れて持ち帰ることにしよう…。(本末転倒である)

しかしここで問題が。みそ汁を入れる容器がない…。うーむ、コップで作るのもアレだしなぁ。しかも、濃い濃いみそ汁になってしまう危険性大である。あたしゃ濃いみそ汁はダメなのだ。
ごそごそと辺りをあさる。さすがにファストフードのコーラの入れ物で作るのはアレだな…。いや、容量的にはOKなのだが、多分飲んでるうちにむなしくなってくるにちまいないのだ。

更に辺りをあさる。…よし、いいものを見つけた。戸棚に用意されてる使い捨ての紙小皿だ。これで作ってみよう。
…うーむ、中身をぶちまけてから思ったが、果たしてこの皿で容量が足りるのだろうか…まあいい。レッツトラーイ。

うっ、しかし湯がないぞ。フロ場の湯で食うという手もあるが、さすがにそこまで堕ちたくはない。

…このキッチン、湯、出るのかな?元栓をひねる。

ジャー…
ジャー…
ジャー…

冷たいままやんけ!!

――いやまて、今かすかに温度の変化が…おっ、熱くなってきたぞ、よしよし、熱くなって…あち、あちち。やけどするやんけ!!
そしておもむろに入れ、一口飲む……うげー、ぬるー。まったくもってパワーが足りん。

しょうがない。レンジでチンしよう。…しかし、レンジは頭上20cmのところにある。くそー、どうして何もかもが巨人チックなんだ!!背伸びして入れなきゃならん電子レンジなんて聞いたことないぞ!!この変形しやすい紙小皿を、頭上へ持ち上げるのは自殺行為なのでは…?

とりあえず、そぉーっと、そぉーっと…『コツン』あっ!!ちょこっと端を引っかけてどばー。…なんだか、むなしくなってきた。だいたい、わしは普段みそ汁食わんのだ。なんでこんなことまでして食わにゃならんのだ。(T△T)

いやまて、せっかく同僚がくれたのだ。ここでちゃぶ台返しちゃったら明日合わす顔がない。もう一度レンジへ。…よし、今度はOK。

出来たみそ汁。…う、なんかヘンな匂いがする…。だ、大丈夫なんだろうか。
おそるおそる一口すする…『…うまいやん。』なんだ、わりと食えるじゃないか。ではこの唐揚げに、今日ファストフード店で貰ったケチャップをかけて…うむ、いけますな。生野菜は袋を開けてそのままポテチのようにバリバリと食う。んまい。

こうして、ようやく晩飯にありついたのだった。


教訓
 それなりのものを食べたければ、それなりの努力が要る。


ゲティの反論
 なんでも食えなきゃ生き残れないぞ。


11月23日 『米西海岸奮戦記2』
気が付けばもう3週間目も後半。
今回は、ほんとに時間が過ぎるのが早い。

だいぶ寒くなってきた。
でも、気力が充実してるから、気にならない。
カゼも即直った。やっぱり病は気から、か。

ホテルの暖房がうるさい。
まあ、部屋を変えてもらえばいいんだけど、部屋の場所が気に入ってるので変わりたくない。
ガコガコうるさいところに割り箸つっこんで奮闘していたら、割り箸が折れた。

会社で振る舞われる夕食。
中華だったのと、腹が爆減りだったので、やまもりにする。
フライを積んで、野菜を積んで、その上に肉を…と積んでいったら、五層レイヤ構造ぐらいの山になってしまって、最後に何食ってんだかわからなくなった。
しかも明らかに積みすぎて、最後のギョーザが腹に入らない。ムリに詰め込んだら、胸焼けになってしまった。
のび太が、最後のくりまんじゅうを食べられなかった理由が解った。

今日はサンクスギビングデー。
朝もクルマがほとんどいない。
そんな中、犬が顔だしてるクルマが通り過ぎる。
トボけた顔。だるそうにちらっとこっち向いて、数秒見つめて、また前を向く。
『…あの犬さぁ、「アッホやなぁあいつら、ホリデーやのに今日仕事行くんやでアレ」って顔してこっち見てたなぁ。』
車内爆笑。朝のけだるい雰囲気を吹き飛ばして、クルマは会社へ向かった。

仕事中突然現れる初老のおっちゃん。『こんな祝いの日に何で働いてんだ?』
『僕はこの会社の社員じゃないんだ。日本から契約で来てるもんで。』
『そうか。』
『で、同じことをそっちに訊かなきゃならないね?』
『俺もコントラクターさ。セキュリティの見回りなんだ。』
納得。早いとこ仕事終わらせて、いい休日をね。Good evening。


ゲティ本日の一言
 戦力は依然全体の81%を維持。


11月17日 『米西海岸奮戦記(番外編)』
仕事の合間をぬって、九神を移植。

今更九神という気もするが、アメリカに居る今は新たにゲームを開発していると効率が悪いので、半分しょうがなく、半分『大打撃ッ!!』の声を聞いてみたい気分で(ぉぃ)移植を開始。

ぱっとソースを見たときに『うわ〜』っと思ったのだが(制約上やむなく色々乱暴なことをしていたので解りにくいソースになっている)移植を始めてさえしまえば移すこと自体は約八時間程度で終わった。

んでもって、デバッグ開始。

こまごまとバグが出てくる。振る舞いに関するもの、システムに関するもの、表示に関するもの……
まあ、それらはたいしたこっちゃない。所詮やっつけ仕事なので、根気さえあればいつかは潰せる。

――が。

何度目かにプレイしていたときに、ジャン♪という音と共に、ダイアログを吐いた。

『不正な浮動小数点演算命令』

…でた。

まあ、最初はタカをくくっていたのだ。これまでの経験から、コイツが来た場合、大概除算に問題があることが判っている。
該当個所にあるのはモジュロ。ははぁ、こいつだな…と思ったのだが、しかし、モジュロのディヴァイダは正整数。そんなことは起こりっこない。…起こりっこないのだが、例によって中でシチュエーションスペシフィックなエラーが発生しているかもしれないので、該当個所を一つずつ拾い出して調べてみる。

…そうすると、落ちないのだな、これが。(><)

しかし、全体を取ってくると確かに落ちる。むむぅ…なんでだろう。

落ちるのも、きっぱり落ちてくれればスッキリするのだが、数百回回して1回エラー程度の断続的な症状なのでたちが悪い。しかも、落ちた後はペルソナウェア内部でステートがロックされるようで、OSを落とさないと再起動できない。デバッグの効率は悪く、落ちるのを確認しては再起動、また落ちては再起動…箇所の特定は難航し、時間ばかりが過ぎていく……。

これは、何かに似ているぞ。――そうだ、前回の仕事、こっちへ解析でなかばスケープゴートのように送り込まれたときだ。あの時もエラーが再現せず、ムダに再現確認をするだけで日々が過ぎていったのだった。うぅ、イヤなこと思い出させるなぁ……。(T▽T)

コーヒーを持ってきて飲みながら調査を続ける。おかしいなぁ、確かにこの中身で落ちるんだけど、どうして一つずつ取ってくると落ちないんだ?モジュロとifとの組み合わせによるんだろうか……でも、同じ事をこっちでしてて落ちないし、むむむ……。

大体、『不正な浮動小数点演算命令』っつわれても、なんのことやらわからん。…いや、マイクロプロセサの構造上、なんでそれが出るのかは判るが、どこで出てるのかわからん。人にものを伝えるときは『てにおは』を正しく使って5W1Hを伝えるもんだ!!『森君が昨日学校で給食のシチューをひっくりかえしたので不正な浮動小数点演算命令』ぐらい云ってください。

とにかく、腐っていても仕方がないので、調査を続ける。もうランダウンはやめ。とにかくこのモジュールの、前半3/4は単独では落ちないことは解った。残り1/4は自作関数で、コイツは内部でおかしなことはしてないから特に問題はない――いや、ちょっとまて。

ふと気になるその関数。100%信頼してたけど、ホントにいいのか?

念のため、それを追いかけることにする。別ファイルを開いて該当関数を……特に問題は、――ん?
この、アタマにあるAbsシステム関数。ひょっとしてこれが悪さしてるのでは?
確か以前もPowerがちゃんと動かなかった。新たに付いた算術演算系命令、Sin/Cosは今まで問題なかったけど、それ以外は、実は結構信頼性ないんじゃないか?特にこの絶対値関数は、かなり怪しい気がする……。

おそるおそる、forでループを組み、そのユーザ関数を呼び出してみる……。
――と、ループを200回ほど回した時点で、ジャン♪
『不正な浮動小数点演算命令』

おまえが犯人か〜〜〜〜!!
※但し、Absそれ単体で、同じシチュエーションでランダウンを行ってみたら、エラーにならなかった。多分、引数との兼ね合いとか、前後の関数との特定の組み合わせで起こるのだろう。調査は後日行って、はっきりしたらプラエセンスに入力しよう…。

教訓
 事件が起きたら、まず身内を疑え。


11月7日 『米西海岸奮戦記』
関空に着く。
ネットにアクセスしようと思ってたら、テレカを忘れてることに気づく。
コインでかけようと思ったが、コインの入らない電話しかなかった。

いつものように、いつものヒコーキに乗る。
隣のねいちゃんに、カゼを移される。

車を借りる。
高速へ出てから、ナビが壊れてることに気づく。

ホテルへ着く。
あまりに眠くて死にそうだったので、ちょっと昼寝しようと思ってパンツ一枚で寝転がったら4時間爆睡してしまった。

同僚に、頼まれていたのど飴を持っていくことにする。
部屋に電話する。
『もしもし』
『あ、のど飴持って来たんやけど』
『あ、持って来たん?』
『ウソやけど』
『…………』
ナゼかここで『ウソなんかい!!』というツッコミの代わりにさぶーい空気が流れる。
どうも、しばらくボケツッコミ離れしていたうちに、とっさのツッコミが出来なくなっていたらしい。

ひげそりの充電をしなきゃと思って、スーツケースを開ける。
そこにあったのは、ひげそりの充電器じゃなくて、ケータイの充電器だった。

朝、メールを見ようと思ったら、ナゼか電話がちゃんと動かない。
しばらく奮闘して諦める。(時差ぼけで眠かったし)

会社へ行く。
受付のにーちゃんは、以前来たときのにーちゃんと同じ人物。
前回仲良くなって、『次いつ来るんだ』『冬頃に』なんて話もしてたのに、きれーさっぱりわしのこと忘れてた。
ちょっと悲しかった。くそー、せっかくみやげもってきたのにこいつめ、やらんといたろか、と思ったが、どーせあまるので一つあげた。

電話、帰ってくりゃ直ってるだろ、と思ったらやっぱし直ってない。
しょーがないのでフロントへ云いに行ったら即直ったが、いったい何をされてたのだろう…。

残務処理の後、ひさびさにデミーを進める。
この1週間ほどドタバタでまったく進んでいなかった(かつ着いた直後はふらふらでPC触る余裕なかった)のが、イッキに進んだ。
もっとも、それを整理してアップ出来るのは、おそらく日本に帰ってからだろうが……。


とりあえず
 ヨユー!!チョーヨユー!!(いつまでカラ元気が保つかは不明)


10月27日 『夢』
疲れていたので早く寝た。
ひさしぶりに、夢を見た。

何だか、用事があって女の子の部屋に呼ばれたのだ。
だがそこは『出る』とうわさのたつマンションだった。

ゲティは霊感などないので、そんなもの気にしていなかった。
しかし、部屋に入った途端、ぞわぞわっと身の毛が逆立ち、そして次の瞬間、

『誰だ〜〜』

オイッ!!何やこれ!!と叫んでも、当の女の子は、『なに〜?どうしたの〜〜?』
どうしたのじゃない。明らかになんか『居る』ぞ!!(もちろん目には見えない)

だけど、そこは夢の世界。そこからゲティとその『亡霊』との、ボケツッコミが始まる。
自分でも残念だと思うのは、その内容を憶えてないこと。なんだか息のあったボケツッコミを、その部屋の自縛霊相手にやってるというのはなかなか出来ない経験ではあるのだけど、くぅぅ、目覚めた瞬間に全部忘れちゃったのだ。

でも、一つだけ憶えてる。一通り会話(?)が終わった後、ゲティは云ったのだ。

『オイ、お前、いけるやん。今度爆笑オンエアバトルに出ちょう。』

なにを焦ってんだか舌かみかみ。だけど次の瞬間、ゲティもその亡霊も同時に、

『噛むな!!』

次の瞬間大爆笑。呼んだ女の子呆然。


わかったこと
 ボケツッコミは霊にも効く。


10月18日 『サジは投げられた』
ブラックオニキス。
ハイドライド。ザナドゥ。ファンタジアン。
そして、ウイザードリィ。

コンピュータRPGというモノがようやく出始めた頃から、ファンタジーは好きなのだ。

にもかかわらず、はんたぢぃな服装がないのは、これはふぁんたじ屋としては許されないことだろう。

と、いうことで、そーいうのを描き始めてみる。

…描き始めてみたのだが――

――うーん。
これは…ナニカチガウゾ。
手品師というか…いや、テイラーというか…床屋?
ちがうな。
あ、わかった!!
カジノの店員か!!

だめやん!!


修正だ、修正!!
…………
うーむ。いかんな。
描けば描くほどクラピカ・スーツになっていく…。
えせ導師というか――なんか違うな。

模様をいれてみる。
…………
……うわっ、カッコ悪ッ!!
ぐぐぅ…ちょっと、困ってきたなぁ…。

ウイザードリィのコミックを見てみる。
――うーん。あまり、ぱっとしたのはないな…。
他にもあさる。ザナドゥ、プリンセスメーカー、エルデガイン……
――うーん、こっちが考えてるようなのがないな……。

困った。
どう見ても、はんたぢぃに見えてくれない。
多分、このシャツの質感と色が悪いんだろうなぁ…。
だけど、なんとかならないだろうか。
一番ええのは、てきとーにガラス玉ちりばめることなんだが……。

やってみよう。
玉はカンタンだから…まわりをオレンジで金属っぽく飾って…。

…………。
なんか、ロトの紋章みたいになってますけど……。(T▽T)
あかんあかん!!こんなエセ・ロトの紋章なんか入れられるか!!カッコ悪い!!

ちょっと、宝石は諦めよう。こりゃ、入れられるデザインじゃないや。
代わりに、フチドリに手で呪文らしきものを書き入れてみたら?

…………
あのね。中華料理屋のどんぶりじゃないのだから……。(T▽T)
なんでどんぶりに見えるかというと…多分、模様のスキ間が空いてるからだろうな。もっと小さくして、間を埋めてみる。
…まあ、なんとかマシにはなったか…。

むむぅ…しかし、これ、じっと見てみると――ジャージ以来の駄作ちゃうか?
まったく合ってないというか…。

…………
…………
てーい!!全削除!!

機密は守られた。


ゲティ、吐き捨てて一言
 もう、寝る。


10月16日 『そしてふたたび翼は天に舞う』
そろそろ大枠が上がってきた。
こうなってくると、やっかいなモノが待っている。
――正式版への移行だ。

ハッキリ云って、移行は大っきらいだ。
その度ごとにくだらないトラブルで時間を食うからだ。

だが、そろそろ正式版でテストしないといけない。No choiceである。

例によって、パラメータを全部書き留める。
…笑うな!!オレの育てたコイツを、持っていきたいんだ!!(><)

まずは、レジストした1.00をワークディレクトリへ移動、そこで直接でみを起動。
…ダメだ。プロパティ破損と云われる。やっぱりプロパティに互換性なしか。

では潔くプロパティを消去。
…消去。
…いや、消すんだってば。

そして再度起動。
しかし依然プロパティの破損だと云われる。
なんでー?今消したじゃん…。

psnファイルが原因かと、こちらを書き換える。――効果なし。
うーん…なんでだろ。
…あ…今置いてある本家、これがDR仕様のままなのかな?だとしても、rcはウチのを示してるのに…他のヴェンダのプロパティも見に行くのかな。不思議だ…。

まあいいや、ワークエリアの春菜を一旦全消去、それを正しい春菜(?)で上書きする。
…オゲ。動きますね。
ここから切り替えればOK――あれ?
ナンで、ウチの娘がリストにいないのだ?

うーん…わけがわからない。
しょうがないので、本家の方もプロパティを全部消す。
で、再度起動。もう一度本家から切り替え――あった。ようやく出た。
ちょっとこの振舞いは謎だが…あとで再検証するしかない。今はとにかく、起動できないと話にならない。
でもって、切り替えを行う。

待つことしばし。
…………
…………
ナンで、出てこないのよ?

タスクバーには現れているものの、フキダシも絵もでない。ホワイ?
でも、終了はちゃんと出来るし、声も聞こえてくるので、ハングってるわけでもなさそうだ。

ソースを眺める。

…イヤな予感がする。
どうもグラフィックの表示なしにはフキダシが出せないようだ。以前は出せてたのに。
どうしてこう、コロコロ仕様が変わるんだ!!(><)

くぅぅ。どーしましょ。
透明なぬりかべを表示(透明なのに表示というのもアレだが)という、0.93で使ったパターンが一番手っ取り早いが…。
問題がある。ここは会社だ。
グラフィックをどう作る?

むむ…しかし迷ってるヒマはない。
ゲティは身を低くしてスキを窺う。一瞬、室内の全員の目が、ゲティから離れた瞬間、行動開始ッ!!
ペイント起動!!Ctrl-e・370-Tab-620!!Ctrl-s!!Alt-F4!!(この間約5秒)
よし、でけた。これをコンバータにかける。
ソースはそれに合うように改変して、コンパイル。

――起動!!

…………
来たッ!!
来た…のだが、最初の▼で止める。サウンドルーチンの再確認と声の確認のためだ。…ちょっと、隣にリーダーがいる間はさすがにチェック出来ん。しばらく仕事に戻る。
また、こういう時に限ってデスクワークなのだな。いないときは徹底的にいないのだが…。
――え?なんですか?ソースを説明してくれ?
そこは、ほら、こっちから呼ばれるから…こうなって、こうで……。
え?そのツールの使い方?…ほら、ここを押せばこうなるから――(この後延々続くので一旦カット)

――お、よし、席を離れた。彼は向こうで行われているASIC開発ツールのチェックに行った模様だ。チャ〜〜〜ンス!!スピーカーのヴォリュームを絞り、画面に顔を寄せ(←はたから見たら異様である)クリーーック!!
 :
 :

わかっていること
 戦いはまだ始まったばかりだ。


10月10日 『とある一場面』
とりあえず、涼しくなってきたので、ハイソックスを描いてみることにする。

ナゼかは知らねど、どうもハイソックスというと黒(もしくは濃いグレー)というイメージが離れないので、それを描いてみる。

描いてみると、どうももっと脚の根元まで欲しいような気がしてくる。
んじゃあ、それはそれでおいといて、ストッキングも描いてみる。

とりあえずそれにパンツを重ねる。
ちょっとドキドキする。

ふと、思い立って、その上に更に靴下を重ねる。
さらにドキドキする。
『こ…これいいな。これ、欲しいな。』

しかしここで困る。

ストッキングは靴下扱いである。
だので、靴下と一緒には履けない。

しかし、なんか自分でも見ていて、苦笑いのような、なんか恥ずかしいような、困ったはにかみを浮かべてしまう『黒ストッキング/白くつした』の組み合わせは捨てがたい…。

同じグラフィックを、『靴下』および『パンツ・スカート』両方に回すか…。
でもなー。手抜きっぽいしなー。

考え中。かんがえちゅう。カンガエチュウ………

よし、わかった。足首から下を切って、ロングスパッツにする。で、色も変えて、違うモノにする。これなら文句は出まい。

しかし、ハタと気付く。

ダメである。グラフィックルーチンの仕様上、靴下はパンツより下になる。つまりロングスパッツと通常靴下を重ねても、靴下の上にロングスパッツがきてしまうので、ミョーになる。

ぐぐぐぅ…くそっ。いい安打と思ったんだが…かきーん。
いやそうじゃない。いい案だと思ったんだが…。

靴下とパンツの優先順位を入れ換える…ダメだ。ロングスカートを履いた場合どうなるんだ。スカートの上に靴下が貼り付いて心霊写真になってしまう。

くそー。オレはあの、『足首までパンツ系+その上にくつした』が気に入ったんだッ。なんとかならんのかっ。

くそーっ。悔しい。悔しい悔しい悔しいっ。くやしいったらくやしいっ。くやしいくやしいくやしいッ……!!

こんなことならやはり下着系を含ませておくべきだったか。あらゆる衣服より奥に位置する群があれば、そこへ入れられたんだが…。必要ないと思ったのと、画像処理が重くなりそうだったからやむなく外したのが裏目った。
まあ、今からやってもいいんだが…ややこしくなるから、ちょっと避けたいな…。

考えろ。何か手はあるはず…。

――パンツ・スカート系のみ、特別処理としてZ軸の情報を付けるか。
PWS1.00の画像処理はDRに比べて格段に速い。画像ルーチンにもう少々拡張を施したところで、処理速度に大差あるまい。それに、その方法なら、あとから靴下の上にしたくなろうが下にしたくなろうが、フラグ一発で処理できる。

よし、それで行こう。で、やっぱしロングスパッツは入れる。ああ入れるさ。入れるったら入れるんだ!!


――こうして、夜な夜な改造が行われていくのである。

教訓
 なにごともほどほどに。

わかっていること
 同じ事がそのうちシャツとパンツでも発生するな…。

わかっていないこと
 ここまでで、いったい幾つのジョブが割り込みで中断されているか。

わかっているけど、多分防げないこと
 これがもとでなんかバグが出るかもしれません。

10月8日 『一人旅』
一人で走り回るのが好きだ。

連れと一緒にバイクだのクルマだので出かけるのは、それはそれで好きなのだけれど、やっぱり一番好きなのは、バイクでも、クルマでも、一人で出かけて、到底出られなさそうな細い道に迷い込んで、あたりをうろうろすることだ。

だもんで、ナビはいまだに装備していないし、これからも装備するつもりはない。持っていくのは地図一冊――それを頼りに、その場であっちへ行きこっちへ行き、時には『をいをい、これホントに出られるの!?』的ピンチな場所に迷い込み、ひたすら走り回るのが好きだ。

不思議と、クルマでもバイクでも、運転することに苦は感じない。12時間でも24時間でも、必要とあらばいくらでも運転していられる。(但し、自分のマシンに限られるが…)クラッチを切る左脚/左手が痛みで動かなくなろうが、渋滞に巻き込まれようが寒さでガタガタ震えながらの帰途になろうが、それを楽しむ自分がそこにいる。

クルマで出かけること、バイクで出かけること、それはどちらにも楽しみがあって、どちらがいいとは云いきれない。クルマで出かける安心感も、バイクで出かける、すべてを肌で感じとれるフィーリングも、どちらも好きだ。

いずれにせよ、実は結構、マンネリな生活の中に、刺激を求めているのかもしれない。
まあ、そうであれ、バイクにせよクルマにせよ、見たことのないところへ出かけて、そんな風景の中を走るのは楽しいことだ。

去年同様、色々あって今の時期には、出かけられないけれど――
来年、春になったらまた、あちらこちら、出かけようと思う。

教訓
 旅は道連れ世は情け。