Preface

まえがき


ゲティは、もともとゲーマー(いやむしろゲーム戦士と云うべきか)です。必然、その曲の作りは、ゲームBGM調、アニメオープニング調が多くなります。だから何かに劣るとか、勝るとかではなく、そうでない方、例えばゆったり流れるクラシック調の曲を好む方がここを見てもあまり得るものはないでしょう。逆に、ワタシの曲を聴いていただいて気に入って頂けたのなら(嬉しいことです:-))そこからなにかを掴むのに多少の役には立つでしょう。もちろん、曲を創ってみたいけれど、なかなかうまくいかない――そんな人には、大いに助けになると信じています。

曲を創る、というのは、感覚に頼る部分が多く、かなり難しいと思います。特に、情報の収集を主に視覚に頼る人間は、耳から入ってくる情報というのは、なかなか形にしづらいものです。(人間は、曲という情報を、なにがしかそれを聴いていたときの視覚情報に結びつけて記憶しているのだそうです)そういうワタシとて、なかなかこれと思える曲を創れるでなし――結局行き着く所は、『日々精進』ということになってしまうのかもしれません。

感覚を磨くことは、大事です。それは、よいものを『創る』ための、ファーストプライオリティだと断言できるでしょう。――ただ、それでも、やっぱりそこにはある程度の理論は存在するし――それが時には、大きな助けになるのも確かです。時には感覚を信じて、時には理論側から――どっちかだけをすればよいのではなく、利用できるものは利用する――それでいいと思っています。

『曲創りは、感覚だから、それがないひとには絶対出来ない』――そんな意見もあるけれど、ワタシはそれよりも、本人が本当にそれを創りたいのかどうか、に依存すると思っていますし、そうであるべきです。――我々は、プロではありません。逆に、プロを目指している人は、こんなとこ見ても役に立ちません。ただ、アマチュアである限り――充分な時間を費やすことが出来る限り、なんとかなるはずです。

ここでは、ゲティが持っている知識、それは時にはそれはジェネラルなものであり、時にはそれは裏技的なものであるでしょうが、それらを順次、全部出していくつもりです。それによって、ワタシ自身もレベルアップ出来るわけだし(人に教えるためには、その10倍くらいのことを理解してないと出来ないものです)あなたも何かを得ることが出来ると信じています。なにかを曲で表現したい人たちが、なにかを得るために、少しでも自分の思うものに、作品を近付けるために――出せるものは、全部出していくつもりです。だからとて、ここに書いてあることが充分だとは思いません。(とてもではないが、充分ではありません(><))いろんなサイトを回って、いろんな本を読んで、どうかあなたの理解を、少しでも情報の本質に近付けてください。

お互いに、がんばりましょう。いつか、自分のすべてを、表現出来る日が来るまで――。
れっつらごー

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