 
● 犬の基本となるのは、ブラックタンやレッドなどのカラーですが、最近いろんなカラーの毛色が好まれる傾向にあり、各ブリーダーさんは 作出に努力していますが、それにはいろんな問題があります。
● イザベラやブルータンなど、ブルー遺伝子を持つカラーの欠点は、皮膚が弱かったり、抜け毛が多いなどの欠点がある子がいます。(もちろん、そうでない子もたくさんいます。)
● また、色の薄いもの同士を何代も繁殖し続けるのは さらに体色を薄くさせますので、虚弱体質な子が産まれたり、と大変危険です。
● 日本では希少とされるカニンヘンダックスのクリームなどは、カニンヘンの本場、ドイツでは体色が薄いとして、繁殖自体、禁止されているほどです。
● ただ、退色の薄いもの、無理なかけ合わせで代々産まれてきたものは、繁殖能力自体が低い、(子孫が残っていかない)ともいわれています。
● したがって、 安易な繁殖などはせず、計画的に繁殖ラインで濃い色の犬をかけたりする必要があります。
● 弊社では健全なブリーディングのためにあえて濃いカラーの犬を途中でかけ合わせます。
● また、欠陥のある子は繁殖に使いません。 (ここでいう欠陥のある子とは、ペットとして飼うぶんには問題ないものですが、次の繁殖に使用できない、という意味です。)
● 歯のかみ合わせやミスカラーはもとより 片睾丸や関節の異常、目の異常、スタンダードに程遠いもの、虚弱など わかる範囲のものは 繁殖からはずしています。
● 母親も2回生んだら、1回休みとし、無理のないようにしています。
● よい子孫を残すために徹底した衛生管理と、日々勉強・努力し、 それがブリーダーとしての使命だと考えております。
◎チワワ交配上の注意
噛み合わせ(オーバー、アンダー)が問題になる仔が多いようです。
誕生時噛み合わせが悪い仔でも成長に連れて正常になる仔、誕生時正常でも成長に伴いオーバーやアンダーになる仔がいます。
小振りなチワワの場合、正常分娩でなく「帝王切開」で獣医さんのお世話になる仔が多いようです。
犬の出産=安産でないこともあります。
◎トイプードル交配上の注意
他の犬種(ダックス、チワワ)等と異なり、プードルの場合「単色」が基本になります。
よって両親の「毛色」の組み合わせを誤りますと、希望する「毛色」が発現しないばかりか「ミスカラー」の二世が誕生することになります。
このような「毛色」の組み合わせについてのご相談にも応じています。
(当犬舎にいない「毛色」については、種オスの紹介もしています)
「ミスカラー」 =単色のプードルでは「あごのした」「胸」「足の裏」等に白い毛が混ざってはえる事が有ります。これをミスカラーと言いますが、チワワなどでは問題になりません。
差し毛とも言いますが、少量の時は成長に連れて毛量が増えてくるとわからなくなってしまう場合が多いです。また、カットの仕方でもわからなくなります。
プードル毛色組み合わせ表
毛色

○ 組み合わせ可(同系色が基本です)
× 交配してはいけない組み合わせ(ミスカラーの仔犬が誕生する可能性大)
◎ダックスフント交配上の注意
ダックスフンドには多彩な毛色のバリエーションがあり、組み合わせによっては、親と異なる毛色の子犬が産まれてくるのも楽しみの一つです。
しかし、組み合わせによっては、視覚障害や聴覚障害、心臓疾患といった重大な欠陥を持つ子犬が生まれることもありますから、きちんとした知識を持って組み合わせを決めることが必要です。
ダップル同士は組み合わせない
最も問題になるのは、ダップル同士の組み合わせです。
ダップルというのは、褐色やグレーといったベースカラーに、それよりももっと濃い色の斑点が適度に入っている毛色のものですが、ダップル同士を組み合わせると、全身が真っ白で目が青く、視覚障害や聴覚障害、心臓疾患などを持った子犬が生まれる危険性があります。
ダップルの犬を持っている場合は、血統書をよく確認して、ダップルの血が入っていないブラック&タンを組み合わせると良いでしょう。
パイボールドにはパイボールドを
パイボールドは薄いベースカラーに他の色が入ったものですが、他の犬種の血が入っている可能性があるため、日本や原産国のドイツなどでは、ダックスフンドのカラーとして正式に認められていません。
そのため、パイボールドとそれ以外の毛色の組み合わせはお勧めできません。
毛色の薄いもの同士は組み合わせない
本来は猟犬であるダックスフンドは、毛色は濃いものが望ましいとされています。毛の色が薄いと自然の中で目立ってしまうからです。
そのため、クリーム同士やゴールド同士など、毛色の薄いもの同士の組み合わせは好ましくありません。毛色の濃いものと組み合わせましょう。
特に鼻の頭や目の縁、爪などの色は黒が望ましく、そうした部分の色素が薄いもの同士の組み合わせは、暗い場所を好んだり、性格的にも問題のある子犬が生まれることがあります。
毛色だけでなく、鼻の頭や爪の色などもチェックして組み合わせを決めましょう。
●交配までの手引き
1.交配日の確認
シーズンが始まった事は出血によって確認するのが通例ですが出血が始まったと思われる日から、約1週間目くらいに獣医さんでスメア検査という交配日を推定する検査を行ってもらって下さい。
大体の日にち(2〜3日後とか4〜5日後とか・・)分かりますので、その結果をお伝え頂くともに交配日の予約を(お電話にて)して下さい。お客さまと当方のスケジュールを考慮・御相談の上、交配日を決定させて頂きます。
なお、事前の交配犬のご見学も、予約制(お電話)にてお受けしております。
※獣医さんでスメア検査をお受けになって頂いていない子の交配は原則としてお受けできませんので、必ずお受けになって下さい。(スメア検査無しで交配した場合、受胎しない事が多くなります。)
※各種予防接種済みでお願い致します。予防接種がしてない場合、交配をお断りする場合が御座います。
2.交配(お預かり・日帰り)
女の子のシーズンがはじまりましたら、連絡・予約をお願いします。
通常お客さまのワンちゃん(女の子2〜3日お預かりして、1〜2回掛けをしたうえでお返ししておりますが、当日掛けてお帰りになる場合は原則として、1回掛けのみになります。
交配予約の前に、血統書を確認させていただきますので、ご持参いただくか、FAXでお送りください。
血統証明書のコピーを御持参にならないと、交配を出来ませんので御注意下さい。
特別なフードをご利用の場合は、それも御持参下さい。
原則として交配証明書はお迎えの際にお渡しいたします。
★交配料金は犬種や男の子によって異なります。
カラーや交配犬のサイズによって若干アップしますので、詳しくは直接お電話・メールにてお問い合わせ下さい。
★交配の証明として写真を撮ります。交配証明書も交配時に お渡しいたします。
★交配後妊娠が確認できない場合は、再交配まで受け付けますので、その旨、ご連絡ください。
★お近くの場合、その都度足を運んでいただいてもかまいません。
★空港までのお迎えなどは 受け付けておりません。
★交配〜出産〜育児まで、サポートさせていただきますので、何でもご相談ください。
★たくさん産まれて引き取り手が見つからない場合など、買取なども行っておりますのでご相談ください。
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