明治末ごろの亀山町大手前通

 昔、このあたりに亀山城に通じる大手門があったこ とから”大手前通”と呼ばれた。警察署、郡役所、郵 便局などが集中しており、亀山町の行政の中心地。正 面が明治33年に開設された亀山警察署で、屋上には 消防の望楼と半鐘が取り付けられている。右角の商店 は大正に入って郵便局になった。



昭和61年ごろの亀山市江ヶ室町

 亀山は鉄道とともに生き、栄えた古い町である。関 西線と参宮線(今の紀勢線)の分岐にあり、機関区も あって鉄道華やかなりしころは活況を呈していた。昭 和29年10月、亀山市に生まれ変わり、大正時代の 大手前通は江ヶ室町として商店街に変わった。警察署 は野村町に移転、その跡に江ヶ室派出所(写真中央) に建てられた。県下でも珍しい非戦災都市なので、道 幅は昔と変わらず狭い。最近は道路網の発達で工場誘 致が積極的に進められている。


        

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